目標設定を学ぶ
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| 成功への目標設定 |
目標は、あなたが人生の成功を手にするために不可欠なものです。
自分がどこを目指して進みたいのかを知らない限り、そこには決して辿り着くことはありません。
あなたの仕事や人生において、意義ある目標を設定するには、深い思い込みが必要です。
なんとなく面白そうであるとか、大きな利益をもたらすから、という理由で目標を設定するのは、賢明ではありません。
目標を選ぶ際の第一のステップは、可能な限り自分をよく知るということです。これは、自己分析によって、じっくりと自己を内省することです。
あなたの内面の強さや、興味の対象、あなたがこれまでの人生で、最高の満足感と達成感を得ることができた分野を明らかにすることです。
このことが、必ずやあなたの将来の案内役となるのです。
今まで発見されることのなかった内面の強さや才能を探し、仕事や人生においてもっと前進することができるよう、内に秘めた本来の自分を解放する方法を見つけることです。
人生を価値あるものにしてくれるもの、人間を重労働から解放し、粗末さや不快なことから回避させてくれるもの、つまり現代の私たちが享受している快適な生活のほとんどは、夢見る人々のおかげなのです。
夢見る力を磨くということです。
成功者は目標を設定し、達成したいと思うことや、真に願い、望むものをビジョンに描いたのです。
あなたは自分の目標を達成することを、心から切に望まなければなりません。
目標の達成を期待する思考の習慣、そして願望はきっと実現すると信じる心には、とてつもない力が潜んでいます。
それこそが、私たちの夢を現実に変える力なのです。あなたの目標を達成できると信じることです。
そうすれば、かならずやそれを達成することができます。
成功は心の中から始まります。
しかし、心が成功に集中できないうちは、成功は得られません。一つのことに取り組みながら他を求めることは、致命的なことです。
なぜなら、すべてのものはまず初めに精神的に創造され、現実の結果とは、その心の在り方や思考パターンに従っていくものだからです。
目標を設定する際には、次の基準を満たす必要があります。あなたの目標を設定する際には、必ずチェックしてください。
１．目標は、明瞭かつ正確に述べること。
２．目標は、やる気を奪い立たせてくれるものであること。
３．目標は、行動が基盤であること。
４．目標は、測定可能なものであること。
５．目標は、必ず書き記すこと。
６．目標は、他人と分かち合うこと。
７．目標には、柔軟性を持たせること。
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あなたは、目標を達成するまでにさまざまな障害に出くわすことでしょう。
飛び越えねばならないハードルや、避けなければならない罠があったり、予測不可能な危機に遭遇することもあるでしょう。
私たちは、自分にとって完璧な世界に住んでいるわけではないのです。
このような障害に遭ったら、目標を達成しようと自分に下した決断を思い出すことです。また必要であれば、新しい状況に見合う行動計画に変えることです。
しかし、決して諦めてはいけません。
成功する人とは、「人間は自分の目標に向かって、全力を注がなければならない」と強く信じている人です。揺らぐことのない決断力には、目標の達成を可能にする、偉大な力が潜んでいます。
どんなに年月がかかろうとも、どんな犠牲や高い代償を払おうとも、行く手に立ちはだかるすべての障害を乗り越えていくほどの、確固とした目的を持ち続けることです。
目標を達成するための行動計画書を作成してください。
あなたの目標を長期、中期短期に分け、行動計画を設定してください。コントロールポイントを設定し、状況を確認するとともに、必要ならば、調整を行ってください。
これらを確実に行うことで、あなたの目標は、夢から実現に変わってきます。
あなたのエネルギーを集中してください。どんな人物でも、一つのことに全力を集中することで、それを達成することができます。
逆にどんなに恵まれた人物であっても、数多くのことにエネルギーを拡散することで、何も達成できないことがあります。
目標を設定したら、それを紙に書き、必ず達成すると決断することです。そして次の段階で、これらの目標を行動に移していくことです。
次に挙げるのは、あなたの目標を夢から現実へと変えていくために必要不可欠な３つのステップです。
１．記述式の行動計画を立てる。
２．計画に沿って、行動すること。
３．結果記録を取る。
特に２番目の「行動すること」は、重要です。行動という成長を遂げることで、あなたは満足するかもしれません。
しかし歴史上の成功者の多くは、ゆっくりと堅実に成長していくことのみでは満足はしませんでした。彼らは常に、新しい挑戦を探し求めたのです。
あなたが、何者になるにせよ、目標を設定することにすべてがあることを決して忘れないでください。
この目標設定のスキルはあなたの人生の方向付けを決定します。
目標を設定する事に、まず成功してください。
そうすれば、あなたも成功者の仲間入りできる資格が与えられるのです。
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| 潜在意識の力 |
あなたの人生の中の出来事はすべて、あなたの心の中で創られます。
建築物も、建築家の心の中でその姿が描かれて、初めて石や煉瓦を積み始めることができます。
私たちはまず、心の中でイメージを創り出し、後にそれを達成するという形で現実にしているのです。
願望や目標をできるだけ鮮明に、そして、克明に心の中で視覚化することが、最終的に夢や実現させる力を引き出すのです。
まず、あなたが最初に成すべきことは、本当に欲しいものを想像することです。
全身全霊を込めて、あなたが心から欲するものを想像しましょう。
そのとき、大切なのは、それがすべてに現実のものとなったように想い描くことです。
潜在意識には、何をしたいのかをはっきり伝えなければなりません。
目標を達成するために手伝って欲しいと、指示を出さねばならないのです。
本当に欲しいものがわかれば、潜在意識はその獲得にむけて確実に、あなたを後押ししてくれます。
しかし、そのためには、あなたが心から願っており、一時的の気まぐれに屈して目標を諦めるようなことはない、ということを潜在意識に知ってもらわなければなりません。
潜在意識と視覚化を活用するにあたって、次の二つの条件が必要となります。
第一に、目標を明確に設定すること。
第二に、それが必ず実現すると信じること。
私たちは、自らのビジョンとともに向上します。
上昇や進歩は、すべて心の中から始まります。
その視覚化した理想に対する信頼が、願望実現の基礎となります。すべてはビジョンから始まり、現実に起こる結果は常に、ビジョンの本質に応じたものに、そして、それに対する私たちの信頼に応じたものになります。
必ず成功するという気構えを持たなければ、何事も失敗します。思考は力であり、自分は成功する権利とパワーを生まれ持っていると、絶えず断言することのよって、不利な条件や激しい周囲の状況を、有利なものに変えることができるのです。
成功するぞ、と力強く決意すれば、即座に成功できる雰囲気を作り出すことになり、何事もうまく運ぶようになります。
自分の内なる資質を育てることです。
自分自身の中に秘められた潜在能力のすべてを一望のもとに見渡せるとしたら、また、自分自身が将来なりえる人物像を一目でも見ることができるとしたら、それを見て驚かない人は、おそらく一人もいないはずです。
成功を予期し、当然のこととしてそれを実現しようとすることなしに、成功を手にする法則などありません。
そのためにはまず、強く揺るぎない自信を持たなくてはなりません。そうでなければ何も生まれないのです。
切望していること、熱望していること、努力していること、心にずっと期していることがどんなことであれ、私たちは自分の信念の強さと持続性に比例した人間になるのです。
私たちは往々にして、物事をマイナス思考でとらえ、自分を取るに足りない劣った存在と考えてしまいます。
いかなる時もプラス思考をすることです。
そうすれば、自分自身が優れていると感じられる高い境地に到達することになるのです。
アファーメーションによって力強く、真剣に自分自身に何度も話しかければ、同じことをただ頭の中で反芻するよりも、効果的に自分に自分の持っている潜在能力を呼び起こすことができるのです。
建設的な考えを声に出して自分に言い聞かせましょう。
声に出す言葉は、鮮明な心像を、そしてある種の力を生み出すものです。
固い決意を自分自身に向かって力強く声に出して、反復すれば、沈黙の中で決意したものよりも強固なものとなるのです。
あなたの大きな志は、自分に似つかわしいものであり、それは必ず実現できるのだという、自信を持ちましょう。
「いつかは成功するだろう」などと言ってはなりません。「私は成功そのものである。成功は私の生得権だ」と言うのです。
将来は幸福なるだろうなどと言ってはいけません。
「私は幸福になるように意図された存在である。幸福になるように生まれついている。そして今、私は幸福だ」と断言するのです。
しかし、もし「私は健康だ、私は裕福だ」などと断言しても、それを実際に信じていなければ、その断言に助けられることにはならないのです。
あなたは自分が断言したことを心から信じなければなりません。
そして、それを実現するために、固い信念のもとに努力し続けてください。
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| 成功者の思考 |
目標の達成について、弱気を捨て、積極的に考えることです。
必ずできると思うことです。
必ず成功する、実行するという決意を固めましょう。
その能力があることを常に自分に宣言することです。
自信と確信は物事を創造し、生産し、達成する力を持たせてくれます。
願望や目標の達成には、ビジョンが先行します。
鮮明なビジョンを心に描きましょう。
自分の達成能力に絶対的な信念を持った人は、成功します。
私たちが持っている信念以上のことは達成できません。
したがって、大きな目標を達成するには、それ以上の信念が必要なのです。
自分の欠点を強調するのは、失敗を誘発するだけです。
長所に焦点を当てれば、輝かしい未来が始まります。
否定思考は、すべてを破壊します。
心の中から、否定的思考の一切を追放するのです。
積極思考は、人生を高揚させる示唆を与えます。
積極思考は、否定的思考の天敵です。
積極的な心構えは、能力を増強します。
敵を破壊し、心の調和を保たせてくれます。
冒険心や固い信念は、多くのことを達成させてくれます。
成功を心に描くことによって、成功を導き、成功者であるという評判を得ることができます。
過去の失敗にこだわってはいけません。
こだわることは、自分で失敗のパターンを作ることになるからです。
懐疑心や恐怖心は、何も生産しません。
勇気が麻痺状態になり、判断力がなくなります。
恐怖心は、積極思考の敵です。
失敗への恐怖心は、やがては実現の失敗を招きます。
新たな気持ちでスタートしましょう。
今日を記念すべき日に変えましょう。
自分を苦しめ、不愉快にするすべてのことを忘れましょう。
自分の気分を支配しましょう。
人生を建設的に見ましょう。
そして希望を持ち、良いことへの期待で心を満たすのです。
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| 能力を伸ばす |
脳は、その活動の状態やそれを働かせる動機、そして、自分の置かれている境遇によって、その働きが変化します。
複雑で難解な問題に直面せざる得ない環境の中では、多様で鋭い知力が発達していきます。
脳に求められる事柄が複雑で緊急を要するために、素早く考え、素早く行動するトレーニングがなされ、知覚が鋭くなっていくのです。
平均的な、脳の使われていない部分、間違って使われている部分は、正しく、効果的に使われている部分よりもはるかに多いものです。
しかし、そのためのトレーニングを重ね、能力の７５％を引き出し、使いこなせるようになれば、成功できないはずがないのです。
何かが不足していたり、弱い能力や資質があって、それらを強化したいと思うのなら、まず自分が望む資質に考えを集中させることです。
常に望む資質が、すでに身についた状態をイメージすることによって、脳の中にあるその部分をつかさどる細胞が強くなるのです。
自分の経験と好みに最も関わりのある職業を選ぶことです。
そうすれば、性に遭った職業に就けるだけでなく、あなたの技能と仕事に関する知識、すなわち、あなたの本来の能力を広く活用することができるのです。
成功する人たちは、成功が訪れるのを待っていません。
成功を目指して歩み出し、それを探し求め、土地を耕して種をまき、やがて人生の成功という収穫を得るのです。
あなたは、肉体から精神に至るまで、すべての能力を信念もってトレーニングすることです。
知は力です。
給料がなくても、有益な情報を一つひとつ拾い上げ、自分にとってためになる本を読み、考え、自分自身をより大きく、有益な人間にしていくための努力の積み重ねをしていくことも、また昇進に役立つのです。
雇われているとはいえ、あなたは自分のために仕事をしているのであり、自分の能力や学歴や技能を売っているのです。
会社こそがあなたの顧客であり、あなたがそれらの売り手であって、会社は買手なのです。
日々、自己を改善する習慣や何かを熱望し、心を広げ、豊かにし、あらゆる方向に人生を広げていく習慣を身につけることです。
自分自身を絶対に認めること、これはあなたにとって最も必要不可欠なことのひとつです。
心の奥底から発する静かな、小さな声で高潔な行為をそれは正しいと褒め、卑しい行為に及んでしまった場合は、それは間違っていると自分自身に論ずることです。
どんな人間の中にでも、眠ったままのライオンがいるようです。
それを目覚めさせるかどうか、私たちのつまり、存在の奥底を揺るがすような何かが起こり、眠っている力を目覚めさせてくれるかどうかの問題なのです。
今まで引き出されなかった大きな潜在能力、計り知れない可能性があることに気づいた人間は、それまでの中途半端な人生にもう二度と満足できなくなるのです。
教育と幅広い経験のもたらす大きな長所の一つは、そうした助けを得て、私たちの内側に隠されていた力が次々に発見されることです。
そして、それらの力はどんなに駆使しても、決して尽きることがありません。
自分の中にある新しい力を次々と発見しても、そのメモリーが減っていくことはないのです。
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| 自信と信念 |
成功を収める鍵は、自分自身を信じることにあります。
自分の基本的な構成要素である自尊心をわかりやすく言い換えると、自分自身に対して、いい感じが持てるということになります。
自尊心の強い人は、何をやってもたいていは成功するはずだと信じています。
自分自身を尊重し、他人からも尊重されていることがわかっています。
人はみな、自分の人生のシナリオを書いているのだと、ある心理学者は言っています。
そのシナリオは、楽観的なものもあれば悲観的なものもあります。
成功した人々にだけ、特別な遺伝子が授けられているわけではありません。
今までに見聞きした成功者の物語は、貧困や失望、傷害をいかにして克服して目標に到達したかという筋書きでした。
共通しているのは、彼らの初期に自己イメージは、貧弱なものだったということです。
その自己イメージは、子供のころ、両親や教師、仲間からひどい扱いを受けたことが原因になっています。
しかし、彼らは、心のシナリオを書き換えました。
自己イメージを、否定的なものから肯定的なものへと変えました。決意と信念で、新しいシアンリオに描いた目標を達成しました。
あなたも、いまのシナリオを書き換えるのは可能です。
そのためには、決意と努力が必要です。
それによって今の泥沼から這い上がることが可能です。
這い上がらなければなりません。
自身を築くステップを次にあげます。
・自分自身を愛する。
真の自尊心を持たない限り、愛され、重んじられることはありません。
・自分自身を信じる。
自分の人生についての決断を下すのをためらってはなりません。目標を定め、成功できるという自信を持っているなら、目標達成への決断を下すことを恐れる必要はありません。
・肯定的な面を見続ける
人生の長い道程には失敗することもあるでしょう。しかし、いつまでも、くよくよしていてはなりません。その日、その日に達成できたことに気持ちを集中すれば、成功のシナリオは自ずと強化されます。
・自分自身に対する要求を高く持つ
小さな成功を収めたときは、自分を褒めてやりましょう。しかし、それで自己満足をしてはなりません。小さな成功をきっかけに、もっと高い到達点を目指しましょう。
・クーエの格言を言い聞かせる。
「毎日毎日、私はどんどん良くなる」この言葉を信じましょう。
・成功者を模倣する。
成功した人々の伝記を読み、彼らの経験に学び、彼らの集中心から刺激を受けましょう。現代のヒーローを探し、模倣するのもいいでしょう。
・機会あるたびに人前で話をし、進んで機会を求める。
人前で話すということは、恐れを消し、自信と勇気を開発するための絶好の機会です。前で話すことの恐れが消えたとき、自分に対する恐れ、人生そのものに対する恐れを克服したことになります。
・人生のシナリオの中にある否定的な言葉を肯定的な言葉に置き換える。
絶望の言葉の代わりに希望の言葉を使います。失敗の代わりに成功、敗北の代わりに勝利の言葉を使います。失敗の代わりに励ましの言葉。無感動の代わりに情熱、憎しみの代わりに愛の言葉を使います。
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| 集中力 |
専門化が進むこの時代において求められるのは、単に教養や才能のある人や天才、オールマイティな人ではなく、ひとつのことをできるだけうまくできるように訓練された人です。
仕事には、人が効果的、かつ生産的に働けるようになったとき、すなわちその人の技術が目立ち始めて会社に何かの見返りをもたらすようになったとき、初めて得られる一種の偉大な力があります。
対象を一つに定めず、すべてのことにエネルギーを注ぎ、その結果、何が自分にとって最も重要かを見失ってしまうのは、決して賢明とは言えません。
何事にも徹底的に取り組むという性質は、成功者の特徴です。
天才的な才能は、実は無限大の努力から生まれるものなのです。
自分の手がける物事すべてにおいて、最善を尽くすことです。
そしてそうすることを、習慣にしてください。
人並みな、それがどのようなものであれ、自分の仕事は素晴らしいという誇りを持って、その仕事にかかわるべきです。
あなたが生産的で得る地位、そして職業は、大統領の仕事と同じぐらい、あなたにとって非常に有意義なものなのです。
自分のライフワークを傑作にすると固く決心してください。
農作業、靴の修繕、法律の制定、あるいは堀を作る仕事であっても、ベストを尽くすことです。
人間的な成長、世間の評価、そして現在だけでなく、未来までも築き上げるのは、他ならぬこの緻密さなのです。
自分のすべてを仕事にささげる勇気のない人は、決して偉大なことは成し遂げられません。
今すぐにでも、そうした愚かな行動は変えてしまいましょう。全力で、ライフワークに打ち込むのです。
成功者たちが必ずしも天才であるわけでなく、特に傑出した才能を持っているわけでもありません。
しかし、コツコツと励む習慣、労を惜しまない習慣、物事を最後までやり遂げる習慣を共通して持っていたのです。
良識とそれなりの判断力を備え、仕事を効率よくこなし、すべてのことを徹底的にやり遂げる人。
なおかつ労を惜しまない習慣を持った、つましく、精神的に働く人であれば、成功することはほぼ確実です。
仕事に集中し、細かい部分やささいな点まで注意を払えば、提供する製品やサービスを最大限に、ベストなものにすることができます。
もしあなたの本質が、最善を求め、それ以外のものは許さないというものであれば、あるいは、自分の行動すべてに基準を持つというこだわりがあれば、理想を追求する根気と決意がある限り、必ず、成功できるはずです。
しかし、安ぽい見せかけのものや不完全なものに満足し、自分の仕事の質や周囲の状況、個人的習慣に無頓着であるならば、いつまでも低い地位から脱出することはできないでしょう。
細切れの時間、予期しなかった休日、暇な時間、仕事の合間、人を持つ時間。
このような時間、目的を達成するために上手に利用する人は、こういった秘訣を知らないで時間を無駄にしている人々を驚かせます。
努力は、現在も、そしてこれからもずっと、価値あるものすべてについてまわる避けられない代価なのです。
私たちは目的をもって努力することに迷わず励み、忍耐強くその成果を待たなければなりません。
最上の進歩というものは、いついかなるときも、時間のかかるものです。
しかし、忠実に、熱心に努力さえしていれば、やがて間違いなくあなたには報奨が与えられます。
夢を実現させるためには、次の三つのことが不可欠です。
第一に、望みを鮮明に頭に描く。
第二に、自分の思い描いたものに集中する。
そして第三に、それを実現するために努力する。
これらに必要なものは私たち内側にあり、決して外にはないのです。
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| 決断力 |
いったん何かをしようと決めたら、その成果に確信を持たなければなりません。
絶対にできると信じれば、もうその時点で目標に達成したも同じなのです。つまり、往々にして、決意することそのものが、達成を意味するということです。
自分自身や自分の使命によせる信頼が、その人の人生を特徴づけるものであるなら、何ものであろうと邪魔することはできません。
いかなる力をもってしても、人をそれから遠ざけることはできないのです。そんな弱点や欠点、欠陥を持っていようと、成功者は皆、目的を果たす自分の能力を信じているのです。
もしあなたが、物事をプラスに受けとめ、希望に対する飽くなき情熱を持ち続けること、そして、望みは必ず実現すると信じることによる潜在意識のパワーの素晴らしさ知っていたら、人生は大きく変わっていきます。
病気やさまざまなトラブルから逃れられるだけでなく、社会で誰でもトップの地位に就くことも夢ではなくなるでしょう。
あなたが成功への道を歩む上で一番の敵は、どうしようもないほどの徹底的な怠慢です。この言葉と同義のものは、他に見当たりません。
一生懸命努力したのに、大した成果も得られず、失望し、挫折感を味わう人はこの世の中に少なくありません。
ほとんどの場合、その主な原因は、優柔不断さにあります。
人生において、逆境は強さを生み出し、妨害は私たちにより大きな抵抗力を与えてくれます。
一つの障害を乗り越えるたびに、人間は一段と強い力が備わっていくのです。
疑惑や恐れ、悲観的でネガティブな考えというものには、生命の源である力そのものに害を与えます。
活力、情熱、志、希望、信念など、生命エネルギーに満ち、活気に溢れ、創造的であるすべての要素を衰えさせていくのです。
あなたはそれらを捨て去り、志と共に歩んでいかなければなりません。
これこそが、私たちに生きる目標を教え、夢の実現を助け、理想と現実を調和させてくれる、心の友なのです。
私たち人間は、何かを果たすために、この世に誕生しました。
真の幸福とは、意義ある目的を持ち、それを達成することなのです。
これは、人生にとってかけがえのないものです。私たちは自分がより高く、より大きく成長していく瞬間、最も充実感を覚えます。
自分の知識という領域が、前だけでなく、上にもどんどん広がっていく。
そう感じることに勝る喜びはありません。
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| 忍耐力 |
他にどんな資質が欠けていたとしても、成功する人間にとって、不屈の精神と固い決意が欠けてはなりません。
人生で成功をおさめる人は、忍耐強く続けることのできる人であり、心に決めたことをコツコツ続けることが大切だと思っている人です。
目的を持ち続けられるというのは一つの能力です。
それは、他人に信頼感を与えます。
決意の固い人は、誰からも信頼されます。
そのような人物は、何かに着手した段階で、すでに半分の勝利を手にしているようなものです。
なぜなら、彼らはやり始めたことは必ずやり遂げると信じているからです。
粘り強い人は、自分が成功に向かっているかどうかを常に考えています。
彼らが抱いている唯一の疑問は、どうやって前に進むか、どうやってもう少し前に、もう少し目標に近づくかということです。
行く手に山や川や沼があろうとなかろうと、彼はそこにたどり着かなければなりません。
その大切な目的のためには、他のことはすべて犠牲にしてもよいと考えています。
卓越に向けて努力する、やることすべてに最大限の力を注ぐという習慣は、効率の良い達成に役立ちます。
それによってさらに自分を評価するようになり、自分の能力によって自信を持つようになります。
自分の仕事に無限の誇りを持ち、自分は名人だと思うこと。
腕のいい職人であることに満足してはいけません。
全てに、初めよりも少し高いところ、少し先の方に進めるようにしましょう。
頭を使いましょう。
成功する人間と失敗する人間との大きな違いは、それぞれが行った仕事の量にあるのではなく、頭を使った仕事の量にあるのです。
力を集中させる。弱い生き物は、力を一つに集中させることで何かを成し遂げることができます。
強い生き物は、ありすぎる力を分散させてしまい、失敗することがあるのです。
成功する人には活力があります。
成功する人は、自分に課した使命を成し遂げることに活力を集中させます。
活力の反対は怠惰です。活力は開拓することができます。
怠惰な人間も、奮起することで気力あふれた人間に変身することができるのです。
精力的な人に比べると、怠惰な人間は半分しか生きていません。
怠惰な人があることをしようと話しているときには、精力的な人はもうそれをやっているのです。
粘り強さが効果を上げます。
産業、哲学、芸術の分野で成し遂げられた偉大な進歩は、失敗に次ぐ失敗で挫折しても諦めず、最後に勝利をおさめた人々によるものなのです。
人の性質を判断する基準は、仕事にとり組む際の心構えにあります。
その人が仕事を嫌々ながらやっていたり、飽き飽きした気持ちを抱いているようなら、彼らは高い地位につくことはできません。
人が仕事に取り組むときの姿勢は、その仕事の質と効率、その人に与える影響に関係します。
人の行動は、その人の一部です。
彼の人間性の表われです。
ライフワークは、その人の志、理想を描きだしたものです。
仕事を見るとき、その人自身を見ていることになります。
自分の仕事に誠実でないとき、最善を尽くしていないときは、自分を高く評価することはできません。
自分に対する信頼を失い、不誠実だという評判に気づいたとき、それを埋め合わせるものは何もないのです。
もう一歩踏み出し、もう数時間、余分に働きましょう。
もう少し余分にサービスをしましょう。
もっと努力してください。
ほんの少し先へ進めなかったために、人性に失敗した人はたくさんいます。
彼らは、余分の何マイルかを歩かなかったのです。
彼らは、成功の手前で進むのを止めたのです。
不屈の精神は、成功した人には必ず備わっている特質です。
偉大な人物でも、いい面ばかり持っているとは限りません。
欠点や変わった点がたくさんあるかもしれません。
しかし、根気強さに欠けていることはありません。
どんな障害に遭おうと、落胆するようなことがあろうと常に不屈です。
退屈な仕事でうんざりすることもなく、障害に遭って失望することもなく、疲れさせることもありません。
彼は常に不屈なのです。
金や地位や影響力といったものは、活力や忍耐力には及びません。
どんな仕事でも、固い決意で頑張ることです。
モットーは「不屈の決意」です。
「屈するな！」成功への道をふさぐ障害を乗り越えようとする人は、この言葉をスローガンにすべきです。
どの分野においても、成功をおさめるのはスタート地点で心に決めている人物です。
障害を乗り越えようとする闘いそのものが、一歩一歩、彼をゴールに近づける力になるのです。
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| モチベーション |
希望に満ちているときほど、心を高揚させるものはありません。
すべてはうまくいく、悪いようにはならない、失敗などあり得ない、必ず成功する、何が起こっても、また起こらなくても、幸せになれると信じることが大切なのです。
常に自分自身を信じ、やりかけた事は何としてでもやり遂げるという信念を決してまげないことこそが、偉大な成功者の基本原則です。
最良の結果がもたらされるものと期待し、うまくいって当たり前と信じる習慣ほど、私たちの人生に大きな価値をもたらすものはありません。
すべての成功はまず、心の中で達成されるものなのです。
心の中に疑念があれば、結果もそれ相応のものとなります。
揺らぎ、疑う心からは、揺らぎ、疑う結果しか得られないのです。
多くの人々が夢や理想を実現することができないのは、そのために必要なステップを踏もうとしないからです。
願望することは、単に志の種を蒔いたに過ぎないということを覚えておきましょう。
願望は、単に野心の種を蒔いているだけということを思い出してください。
ここで止まってしまっては、ただ種を蒔いただけで、何の仕事もせずに収穫を待つ農夫と同じです。
あなたは、実現したいと望むことを、誠実な目的と真摯な努力によってよって育んでいかなければならないのです。
力は内から湧いてくるものであって、他のどこかからくるものではありません。
自分自身になることです。
そして、内なる声に耳を傾けましょう。あらゆる職業やあらゆる取引、ビジネスには改善の余地があります。
世界は、新しく、より良い方法で物事にあたることのできる人を求めています。
あなたのプランやアイディアに先例がないからとか、若くて経験がないから耳を貸してもらえないだろうなどとは考えないことです。
新しく、価値あるものを世界に与えることのできる人の声は、必ず聞き届けられるものです。
強い個性を持ち、自分で考え、自分なりの方法を編み出そうとする人、自分自身であることを恐れない人、オリジナルティを持つ人は、やがて必ず認められます。
不幸な運命と思いこむのをやめ、不可能や疑いという言葉を消してしまわない限り、あなたは立ち上がれないのです。
いつまでも自分の弱点を容認していたり、不運や不幸をくよくよ考えている限り、強くなれないのです。
私たちに課せられた学習、義務の中で、自己開発への取り組みや、自己管理ほど重要なものはありません。
おそらく、思考そのものには実体がないため、多くの人々は思考をコントロールするということが不可能に思えるかもしれません。
心を方向づけるというのは困難かつ難解な業であり、激しい学習から得る知識のような印象を与えるかもしれません。
しかし、それほど大変なものではありません。
たとえ満足に教育が受けられなかった人でも、どんなに忙しい人でも、自分の考え方、性格、そして人生を変えるために必要なものは、すべて自分の中に備わっているのです。
目標を達成することに心を集中すること、すべてにそれを勝ち取ったように意識することが、私たちを目標に近づけてくれます。
そうなれば、障害物は一つ、また一つと消えてなくなり、かつて自分には達成できないと思っていたことを、心のビジョンが揺るがないようにすることが大切なのです。
自分自身にモチベーションを与える最も効果的な方法があります。達成したいと願うものに対して、自分自身と固い約束をするのです。
雲行きが怪しくなったとき、障害物が乗り越えられないと思うとき、悲観的な考え方が頭をもたげそうになったとき、この約束があれば、闘い続けようという気持ちが湧いてくるはずです。
あなたの求める報酬が、新車、豪邸、あるいは老後の備えなど、目に見えるものであって、また夢の実現によって得られる満足的など、目に見えないものであっても、どちらでもかまいません。
何らかの報酬を自ら求め、心の中心に揚げ続ければ、目標を達成し、その報酬を得るため一生懸命努力しようという最高のモチベーションが自分自身に与えられるのです。
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| 勇気 |
成功するためには、勇気を持たなければなりません。成功するための才能や知性、願望がありながら、それを実現できない人は大勢います。
心配、不安、怒り、嫉妬、臆病など恐怖心には、さまざまな形がありますが、どれもみな人類の最大の敵です。
考えを変えるだけで、恐怖心を撃退し、消滅させることができます。
恐怖心は悲観的であり、信念は楽観的です。恐怖心は常に失敗し、信念は常に成功を予測します。
信念が心を支配しているならば、貧しさや失敗に対する恐怖心など生まれません。
現実とはなりそうもない恐怖におびえることほど、活力を奪い、志をくじき、本来の力を奪うものは他にありません。
恐れていることが、現実になるのではないかという不安は、その通りになる可能性を高めます。
苦しみを招くような悪い行動を絶つように、不安をなくす努力をしてください。
勇気、希望、自信で心を満たすのです。
恐怖心が、心の中に、想像の中に根づいてしまうような恐怖などありません。
恐怖心に屈せず、常に成功をイメージし、希望をもって前向きに行動するのです。
恐怖心を克服するためには、まず、私たちが何を恐れているのか、知っておかなければなりません。
それは、まだ起こっていない何か、つまり、存在していない何かです。
さまざまな恐怖心を克服するには、論理的な結論を導きだし、今、恐れている事柄は、自分の想像の中にしか存在しないということを確認することです。
勇気への第一歩は、恐怖心を克服することです。
しかし、それだけではありません。
自分の財産や将来、時には命に関するリスクも背負わなければならないのです。
勇気ある人々は、どんなプレッシャーを受けようとも、自分の理想を忠実に守ります。
人類最大の敵である恐怖心を排除し、根絶させることは可能なのです。
ただし、真剣にそのことに向き合わなければなりません。エマーソンはこう語っています。
「恐れていることをやってみたらいい。恐怖心が死に絶えるは確実である。」
気骨とは、あなたが目指すことを成し遂げるために必要な不屈の意志です。
強い意志、頑固たる決意で、困難に立ち向かえるようになってください。
並み以上の人間になりたければ、リスクを負わなければなりません。いつでも、安全に行うわけにはいかないのです。
気骨は必ず尊敬を集めます。
それは目標達成に必要な資質であり、目標達成を賞賛するものです。
予想だにしなかった困難に少しもひるまず、冷静に、忍耐強く、勇敢に自分の運命に立ち向かい、必要とあらば殉職する、そういう人物を世の中は賞賛するのです。
気骨という人格的要素は、目標をしっかりとつかみ、目標意識の針を常に希望の星に向けておく力を人間に与えるのです。
決断する勇気を持つことです。時代にその名を残す偉人は、重大な決断を即座に下せる人物です。
自分を状況に従わせるのではなく、状況を自分に従わせるのです。
いかなる障害も、それが障害となるのは、勇気を見失ったときです。
しかし、一度、勇気を持ち得れば、あらゆる障害は、あなたの前に門を開ける。
そのときこそ、成功へのブレークスルーという奇跡が起こる。
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| 人格 |
好ましい人格は成功に不可欠なものです。
生まれながらにして好ましい人格に恵まれている人もいますが、成功者のほとんどは、成功に寄与した人格を、自分で育んだのです。
個人的に知っている人々、あるいは何かの本で読んだ人々の中からでもかまいません。
あなたが崇拝する人格を持った人々から学びましょう。彼らを行動の模範とするのです。
楽観的になりましょう。
そのためには、醜いものではなく、善きもの、美しきものを求めるのです。
これはあなたの行動に、そして、他人があなたを見る目に反映されるはずです。
否定的な考えは、あなたの人生を毒し、力を奪い、自信を失わせ、状況を支配するどころか、その犠牲にしてしまうのです。
否定的な考え方を、あなたの人生から消し去りましょう。
出し惜しみせず、気前よく喜びを発散しましょう。
喜びを、余すところなく撒き散らしましょう。
他人に心から関心を持ちましょう。
２年間かけて、他人にあなたに対する関心を抱いてもらうより、その人に対して、あなたの方から進んで関心を示せば、２か月で友人を増やすことができるでしょう。
さらに、相手に深く共感することです。彼らの言っていることをただ聞くだけでなく、彼らの気持ちになって聞くのです。
このような人が、肯定的な反応を受けないはずはありません。
明るい気質を持ちましょう。
敵意とは縁のない心構えを保ち、何に対しても好意的で、喜びや楽しみを味わう日々を過ごすことができれば、私たちは幸せな人生を送ることができるでしょう。
人生の不調和を調和に置き換えましょう。
人生と仕事のバランスを保ち、平静でいられるか、それとも絶えずイライラし、不調和と過ちに満ち、邪悪なことに悩まされるかの違いで、人生が決まるのです。
常に何に対しても、情熱的でありましょう。
情熱的な人は、目標を達成するためにも必要なものを文字通り自分の元に引き寄せるのです。
情熱は人の力を何倍にもし、持てる力を最高の高みまで引き上げます。
魅力溢れる人間になるための技を磨きましょう。
この人間的な魅力とは、比較的育みやすい資質でもあります。
これは他のことでは真似できないほどに、自己表現に役立ちます。
やさしい人格には魅力があり、人を捉えて離さないものです。
そのような人には、あなたの先入観を阻む何かがあります。
あなたがどんなに忙しく、またどんな心配事にとらわれていようと、あなたはなぜか、好ましい人格の持ち主から心を逸らすことはできないものです。
人に喜びを与える秘訣は、自分自身が陽気に、楽しくなることです。
楽しさと光を発散すれば、人々はあなたに近づいてくるでしょう。
なぜならば、私たちは皆、自らを明るく照らしてくれる光を求めているからです。
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| 良い習慣を形成する |
自分では気づいていない悪い習慣のために、可能性を遠ざけてしまっている人がいたるところにいます。
このような人たちは、自分の理想に到達できないがために、志や希望を叶えられないまま失意の人生を歩んでいます。
彼らは、自らの不幸な運命や運の無さ、つかみ損ねたチャンスなど、自分の外にあるものばかりを恨んでいて、若いころからの小さな習慣の集まりが失敗の本当の原因であるとは夢にも思っていません。
前向きな行動と創造的な思考を絶えず繰り返していれば、やがてそれが習慣となり、そこから創造性豊かで積極的な強い人格が形成されていきます。
私たちは、意志を自分の命令通りに働かせることができます。
この意志の力で、誠実や正直という習慣をつくるのも、また逆に、不誠実や嘘つきという習慣をつくるのも、あなた次第です。
新しい習慣を身につける、あるいは古い習慣を断つ時には、できる限り強く決然とした意志を持って臨むことです。
知っている限りの手段をつかって自分の決意を固めるのです。そうすれば勢いよくスタートを切ることができます。
新しい習慣が生活にしっかりと根づくまでは、例外を絶対に許してはなりません。
習慣は最初のうち、目に見えない糸のようなものです。しかしその行為を繰り返すたびに糸は繊維を足して強くなり、やがてそれは太い綱になって、ほどけないほどきつく、私たちの思考と行為を縛りつけるのです。
悪い習慣を断とうとする時、あるいは良い習慣を身に着ける時、一番重要なことは、自らの内で宇宙と知性とつながった、賢者の存在を活かすことです。
もしあなたが悪習との戦いに勝ちたかったら、敵に向かって宣言することです。た
とえ命をかけてでも、お前を征服してみると。そして、自分の力を信じ続け、こう言い聞かせるのです。
私の中には、宇宙の知性の刻印が押された天与の何かがある。
それが私にこの習慣を克服する力を与えてくれる。
私が進んで力を与えない限り、この習慣には私たちを屈服させる力などないのだ。
今この時から、この習慣はなくなる。
私たちこそが、私自身を、そして私の習慣を支配する存在なのである。自分のためになるもの以外、私は何も認めない。
眠りにつく前や目覚めたときだけでなく日中にもたびたび、意識下の自己に、自分を征服しようとして習慣を支配するのは自分であるという明暗をかけてください。
どんな悪習を身につけてしまっても、あるいは克服したい弱さがなんであれ、その治療はあなた自身の中にあるのです。
あなたは何らかの形で阻害する習慣が脱落したものであれ、取るに足らないものであれ、あなたはそれを確実に排除することができます。
弱さを強さに変え、あなたの中で宇宙の知性とつながっている部分、あなたの中の崇高な力を呼び出すことによって、成功と幸福のすべての敵を打ち倒すことができるのです。
自制心がなければ、人生や人格形成において、あるいは成功において、いかなる進歩も望めません。
運に恵まれている時も見放されているときも、うまくいっている時も逆境にあるときも、常に自分自身を強く抑え、やるべきことに専念するのです。
自制心のない人は、いかに能力が優れていようとも、その時の気分や環境に翻弄されっぱなしになるのです。
激怒に身を任せることが自らの人生をどれほどズタズタにするかということが分かったら、誰でも腹を立てようとなどは思わないでしょう。
自制心は、人格における必須の要素です。
どんな挑発をうけても少し動揺せず、静かに落ち着きをはらって相手の目をまっすぐに見られることこそ、他のものでは出せない強さを感じさせるのです。
自分自身を律するのは自分であると、時々ではなくつねに感じていることだけが、人に威厳と強さを与え、人格のあらゆる面を補強し、支えるのです。自制心こそ、思考を支配する最高の力なのです。
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| バイタリティ |
丈夫な身体、強い意志を持っていれば、素晴らしいことを成し遂げられるのです。
しかし、どんなに大きな志を持っていても、悪しき習慣や不規則な生活を送って健康を害してしまったら、大きなことを成し遂げるチャンスを棒に振ってしまいます。
あなたの身体を管理するのはあなたの責任です。
筋肉の調子を整え、身体を丈夫にするために、正しい食事、規則正しい運動に高い優先順位を置くことです。
栄養になる食べ物をとり、アルコールは適度に抑え、喫煙その他の健康に悪い習慣を生活から排除して、規則正しい食習慣を重視すべきです。
自分はどんな時でも自制心を失わずにいるという確信こそが、私たちをいとも簡単に蝕む多くの病気を撃退するのです。
病んだ考えを持っていたら、病気を引き寄せます。
健康的な考えを持てば、健康を引き寄せるのです。
真実、健康、調和が自分とはかけ離れたものではなく、常に自分のそばに、自分の中にあるのだと実感できるように心がけることです。
その存在を現実にある事実と実感できれば、大いにあなたのためになるでしょう。
病気のことや調和のとれていない考えで、いつも頭がいっぱいなために、身体の弱い人たちがいます。
彼らはいつも、自分の不快感について考えているのです。何か症状が出るとほくそ笑み、じっくり観察し、研究し、探し回り、やがて期待通りの病気を得るのです。
類は類を呼ぶのであって、他のものは寄せつけません。
思考を逆転させる、つまり、病気ではなく健康のことを考え、病気のイメージではなく健康のイメージを想い描くことで、薬がなくとも治ってしまう病人は大勢いるのです。
健康的な思考こそ、この世で最高の特効薬なのです。
人生に対する興味がなくならない限り、精神が年老いてしまわない限り、心が古ぼけて無反応にならない限り、誰でも老人ではありません。
いろいろな場面で感動することができる限り、精神が年老いることはないのです。
思考がすべてを導くのです。
老いに心を囚われれば、老いるのです。
永遠の若々しい命を考え、自分は役に立つ人間なのだと考えていれば、身体はそれに呼応します。
老いは内側から始まるのです。
実に多くの人々が早々と老け込んでしまうもう一つの理由は、成長を止めてしまうことです。
多くの人たちが、中年に達すると新しい考えを受け入れようとしない、認めようとしないのは、嘆かわしいことです。
彼らの多くは、４０歳、あるいは５０歳になると、心の成長の行き止まりにぶち当たってしまうのです。
身体を老いさせるのは、生気のない心、生気のないメンタリティーであることを忘れないでください。
成長し続け、自分の周りにあるすべてのものに関心を満ち続けることです。
若さをなくしてしまう怖い敵は、自分はもう年だという思い込みと、周りの若者たちの遊びや生活に徐々に関心を失っていくことです。
そうなると、精神は干からび、若き日の生命力は蒸発してしまいます。
若者たちとできる限り、つながりを持つことほど、若さを永遠に保つ助けになるものはありません。
常に自分に言い聞かせるのです。
私は若い、いつも若く、強く、元気だ。
私は老いぼれたりしない。なぜなら、私という存在は無限の宇宙の一部であり、宇宙の原理は年をとらないからだ。
私のネガティブな幻想が、老いの様相を帯びるのだと。
古くさい考え、凝り固まった考え、貧欲な考え、そして嫉妬心を抱いている限り、何をしても老いを食い止めることはできません。
新しい考えが新しい生命を創るのです。
古い考え、型にはまった紋切りの型の考えは成長を妨害し、成長を止める者は何であれ、老いを促進するのです。
人生は永遠の喜びであるべきです。若さと喜びは同義語です。
人生をエンジョイできず、生きていることが楽しいと感じられず、仕事を素晴らしい恩恵と思えなければ、私たちは早々と年老いてしまうでしょう。
長生きしたいと思うなら、仕事を愛し、やり続けることです。５０歳になって、力が衰えたらからとか、休養が必要だからといって、仕事をやめてしまってはいけません。
休養が必要なら休暇を取ればいいのであって、仕事を締めることはないのです。
仕事への愛、仲間の愛、すべてのものへの愛、愛ほど老いに効く薬はありません。
愛情は生命を再生させ、元気を回復させるための、何よりも効果的な薬なのです。
愛情は人間の最も高貴な感情、最も鋭い感受性、最も卓越した資質を目覚めさせルのです。
老いを征服する最強のものは、明るく、希望に満ち、愛することのできる精神です。
若さを保持したいと思うなら、すべてのものを慈しむことです。
不安、羨望、悪意、嫉妬心を抱いてはいけません。
心に苦々しさを残すほんの小さな意地悪も、額にしわを刻み、目を曇らせるのです。
純粋な気持ちを、健全な肉体、おおらかで健康的で寛容な精神は、年などとるものかという決意に支えられて、すべての人が共通して持つ活力の泉を、こんこんと満たしていくのです。
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| 逆境を力に変える |
困難に立ち向かう必要がなければ、人生は楽なものです。
しかし、人は価値を失ってしまいます。
なぜなら、うまく乗り越えられた試練は私たちの性格を鍛え、自助を促してくれるからです。
従って、困難そのものが私たちにとって最も有益な試練であるということが往々にしてあるのです。
ただ、私たちがそれに気づかないのです。
困難は克服されるべきものです。困難に遭遇したなら、すぐに対処すること。
その対処方法は練習によって、強さと不屈の精神は繰り返しの努力によってもたらされます。
それによって、あなたの心と気質は完璧な修練を得て、自由に行動することができなくなるようになるのです。
これを経験することなく生きてきた者には、おそらく理解できないことでしょう。
失敗には五つの要素があります。
一番は怠惰、特に精神的な怠惰。
二番目は仕事への効率に対する自信の欠如。
三番目は運命への依存。
四番目は勇気、イニシアティブ、忍耐力の欠如。
そして、五番目は部下の仕事が自分の仕事と考えられず、立場や肩書に固執することです。
人生において他に何も達成できないとしても、心配だけは追い払うこと。
小さな心配、ささいな気苦労以上に調和を乱すものはありません。
人生において最も嘆かわしいエネルギーの無駄づかいは、取り越し苦労することです。
この先待ち受けているものを恐れるという致命的な習慣です。
どんな時でも、状況によって恐れや心配を正当化してはなりません。
なぜなら、不安は想像上のものであり、まったく根拠のないものだからです。
貧しい状況で生まれ育つことは、恥ではありません。
恥ずべきは、状況を改善するためにベストを尽くそうとしないことです。
非難されるべきは、堕落した生活、無計画な仕事、不正や怠け心による貧困、努力不足による貧困、間違った考え方、あらゆる理由による、予防できるのにしない貧困です。
なぜなら、これらは自らの能力に対する不名誉であり、他人に軽んじられるだけでなく、自分自身を軽視することになるからです。
疑いと失望を放散し続ける限り、あなたは敗北者であり続けるでしょう。
貧困から抜け出したいなら、生産的で創造的な考えを保たなければなりません。
彫像にはモデルが必要であるように、新しい世界に生きるためには、まずそれを想い描かなければならないのです。
力は、困難の克服によって培われるものです。
偉大な人は、困難と闘うことによって強くなったのです。
障害物と闘う必要のない人には、耐久性や活力を養うことはできません。
性格の強さは、障害物を克服することによって引き出されるものです。
人生は大きな体育館のようなものであり、椅子に座って平行棒やその他の器具を見ているだけでは、筋肉も忍耐力も発達しないのです。
人生で最も悲しいことは、逆に志をくじかれ、落ち込んでいる人々を見ることです。
明るい展望を抱いて歩み始めたのに、希望を失ったために、理想がぼやけ、レベルを下げ、志を弱め、エネルギーの炎が燃え尽き、情熱を冷やしてしまう人々がいます。
目標に達する唯一の方法は、あなたの求めるものから目を逸らさないことです。
なりたいと思うものを視覚化し、それを常に思い描きながら、そこに向かって全力で努力しましょう。
重用なのは、常に動機を努力の後押しとすることです。
自分の中の力を奮い立たせてくれるような目標を掲げ、大きな結果を期待し、志を刺激し、持ち続けることです。失敗はたまたまそこにあった石につまずいたにすぎません。
願望を思いとどまらせるほどのものではないのです。
肉体的、精神的、道義的な成功の基準に自分自身を合わせましょう。
どのような困難に遭遇しても、あなた自身の目標を持ち続ける心を守りましょう。
堕落や低下、あなた自身を軽んじ、おとしめる兆候が少しでも見られないかどうか、常に注意しましょう。
どんな時も高い理想に向けて生き続けることを怠らなければ、志が衰えることは決してないのです。
大きな失望が士気を低下させ、自信に大きな打撃を与えることはまず珍しくありません。
すぐに手を打たないと、これは失敗、そして不幸へと悪化してしまいます。
また落馬した時にはすぐに馬に乗らないと、乗馬に対する恐れが膨らみ、ついには馬に乗ること自体に怖じ気づいてしまうという古いことわざがあります。
ですから、できるだけ早く、「馬に乗る」ことです。
失敗、そして失望の悲しい後遺症の一つに、深く落ち込んでしまうということがあります。
あなたは自分自身を敗北者と思うかもしれませんが、あなたがやったことが失敗したのであって、あなた自身は敗北者ではないのです。
失敗なら、先達たちも皆、それを経験済みです。
あなたはそれでも、今までと同様に、強く知的で自信に満ちた人なのです。失敗は済んだこととみなし、失敗に学んで、新しい成功を目指して前進しましょう。
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